デスクトップアーミーって知ってますか?
卓上に飾れるちっちゃいフィギュアで、おもちゃ屋さんに行くたびに気になってました。
そこで家に帰ってからちょっと調べてみたら…これ、「かなりやべえ」コンテンツです。
世界観
デスクトップアーミーはフィギュアですが、世界観があります。
公式サイトから引用すると結構な文章量になってしまうので、簡単に要約します。
世界観
・意志を持つ携帯電話「D-phone」が誕生
・「D-phone」はあらゆる情報にアクセスでき、架空のキャラクターを模すことも出来る
・"修正の1秒"が刻まれた瞬間、人類が姿を消した
コラボの設定がやべえ
エヴァシリーズ
世界観を踏まえた上で、コラボ機体を見ていきたいと思います。
デスクトップアーミーはこのコラボ機体の機体解説がメチャクチャ凝ってるんですよ。
これが「やべえコンテンツ」である理由です。
例えば、ヱヴァのアスカ。
これ、全部デスクトップアーミー独自の設定です。
意味不明なほど作りこまれてますよね?
フィギュアですからね、これ。
個人的にすげえなって思ったのが、NERVとかMAGI、A.T.フィールドというお馴染みの設定を使いながらもデスクトップアーミーの世界観に適合するようになっていること。
NERVは特務機関じゃなくて国際救助機関とかいうレスキュー部隊になってるけど、この設定がMAGIのサポートシステムと噛み合ってるのがすごい。
A.T.フィールドも原作の設定をそのまま使うんじゃなくて、その理論を応用して重機の代わりに活躍しているとかすげえ面白い。
やべえのは設定だけにあらずで、なんとエヴァに独自のギミックがほどこされています。
それがこちら。
まさかの2号機とフュージョン。
開発は変態なのかな???
ちなみに、最新作の攻殻機動隊コラボではタチコマが変形します。
というかタチコマのクオリティ高すぎ。
開発ブログで「タチコマは元のデザインが完成されてるからあえてリアル目の頭身にした」とありましたが、大英断だと思います。
FGOシリーズ
エヴァの話だけで随分熱くなってしまいましたが、FGOのコラボ機体も別ベクトルで面白いんですよ。
「人類が消失した=人類が存在していた」という設定を逆手に取って、FGOをデスクトップアーミー世界に実在するスマホゲームとして扱っています。
そして、D-phoneの人格はFGOにおけるサーヴァントのもので上書きされている。
この設定だけでも面白いですが、一番唸ったのが下記です。
この世界における自分が、聖杯ありき、信仰をはじめとした人々の想念ありき、といった本来のサーヴァントの在るべき姿とは異なっているため、はたして自分が本当に記憶通りの存在であるのかといったひそかな悩みを抱えている。
これ、めっちゃ面白くないですか?
原作のセイバーであればこんな悩みは生じえないはずで、デスクトップアーミーだからこその悩みなんですよね。
こういう「その世界だからこそ」の設定がたまらないんですよ。
SAOなんかも面白くて、そちらはD-phoneがアスナ達を模したわけではなく、アスナ達がデフォルメされた状態でデスクトップアーミーの世界にやってきたという設定です。
そして、その状況を「エクストラスキルを手に入れるための特殊クエストなんじゃないか…?」と考え行動しているところも面白いです。
スパロボじゃん
ここまで見て皆さんどう思いました?
私は「これ、スパロボじゃん」って思いました。
フィギュアの世界にスパロボはあったんです。
しかも、ロボットに囚われない形で。
かわいくて、面白カッコよくて、しかも遊べちゃう。
こんなやべえコンテンツがこの世にあっていいのか?と思ってしまうほどの衝撃を受けましたね。