ベラの想いとキンケドゥ
若くて青臭いトビアは、マザーバンガードから帰した木星帝国の兵士が処刑される光景を目の当たりにしキンケドゥに問いかける。
「帰していた兵が処刑されるんじゃ、あなた方のやっていることは無意味じゃないですか」
「無意味じゃないさ…あれで木星の人々が疑問を感じ、立ち上がるきっかけになれば…」
「帰した人がこうなるのを…知ってたんですか」
「うすうすは感づいていた」
「ひどい…シミュレーションじゃないんですよ！敵を殺さないのはうまく使うためだったんですか！」
「ベラ・ロナはそんなことは考えちゃいないっ！」
ベラがどんな気持ちで立ち上がったか。
何もせず平穏に暮らすこともできたはずなのに、自分にしかできないから、危険を冒して立ち上がった。
逃げ隠れするのではなく、自らの意思で脅威に立ち向かう。
これですよ。これがカッコいいんですよ！
そしてそんなベラを守ると誓うキンケドゥ。
惚れた女を守るためなら、地獄に落ちようが構わない。
彼女のやっていることが独善だろうが偽善だろうが関係ない。
これまたカッコいい…
一途でまっすぐで強い男は見ていて気持ちがいい。
そんなベラとキンケドゥの想いを知って、納得しきれないものの協力を決めるトビアがまたいいんだわ。
ところで全然関係ないが40ページに出てくる奥さん妙にエロくないか？長谷川先生の描く女性キャラはなぜ妙な色気があるんだ？不思議だ。
43ページの絶対領域
タイトな軍服の絶対領域は至高ですよ神。
戦闘中にあんなカッコされてちゃ気になってしょうがない。
カッコかわいく色気あり。これがベラ艦長ね。
脱出！バーンズとの戦い
なぜ独裁者の手先となって戦うのか？
「水も空気も何もない。だったら地球から奪う…取り返すしかない。地球でのうのうと暮らしているやつにはわからない」
バーンズ大尉の主張がトビアに突き刺さる。
宇宙戦闘中の「今ここでコクピットを開けて逃げ出せるか！？」という問いが上記の主張を一言で表していてとても好き。
このバーンズ大尉の主張に「一理あり」と考えるトビアもいい。
これがキンケドゥだったら「お前はもうそんな綺麗事で頭を悩ませるフェーズじゃないだろ…」と思うけど、若くて実直なトビアだからこそいい。
戦闘シーンも大満足で、X2のランス一閃がカッコいい！マントにランスは間違いないよね。
キンケドゥとの協力プレイを見せるザビーネもカッコよかった。
帰還したキンケドゥに涙をにじませて抱きつくベラ艦長が本当にいい。
危険と知って送り出したのは自分。だけど死なないでいてほしい、生きていてほしいとも願う。
そんな気持ちの表れ。ベタだけどいい。
パン焼き艦長
ストレス発散でひょこっと厨房に現れてパンを焼く姿がかわいらしい！
恥ずかしそうに「パン焼いていい？」って聞くところがたまらんですよ。
乗員の前での毅然とした態度とのギャップがね…最高なんだよ。この28歳。
本拠地突入
ザビーネの思惑がわかったり変なMSやMAが出てきて見どころ満載なんだけどやっぱりこれが一番！
ビームザンバーを使った連携技ですよ！
ザンバー投擲→アンカーで持ち手を掴む→振り回して一網打尽！
この機転の良さと海賊らしい荒々しい戦法が最高にカッコいい。
スパロボVでも採用されてたけどやっぱりいいね。
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