今回は「スパロボ30のシナリオ考察してみた」というテーマでお話ししていきます。
PVからわかること
まず、PVからわかることを整理していきたいと思います。
気になるのはPV冒頭の意味深な言葉です。
意味深な言葉
運命は告げられた
冷酷なシステムが地球を封じる
従順、それとも決別か
答えは魂に聞け
これは今回のシナリオや世界観のヒントになるのではないでしょうか。
一番気になるのは「冷酷なシステムが地球を封じる」という一文ですね。
「冷酷なシステム」という言葉はガンソードの「幸せの時計画」やグリッドマンでアカネが作り出した「ツツジ台」を彷彿とさせます。
「従順、それとも決別か」という言葉からは、何か圧倒的な力に身を任せる、あるいはその力と決別して抗うか…というニュアンスを感じます。
例えば、マジェプリのウルガルなんかは、圧倒的な戦力で従順を迫ってきますよね。
過去作の事例
過去作の第1弾PVでも意味深な言葉は登場していました。
そこで、スパロボV、X、Tの事例を見ていきたいと思います。
なお、スパロボVはティザーPVが一番最初に公開されたPVですが、ここでは第1弾PVを取り上げます。
スパロボV
ポイント
新西暦
全人類統一政体
動乱の時代
空白の10年
宇宙移民
外宇宙からの侵略者
降り注がれる業火
都市壊滅
大気汚染
蒸発した海
スパロボVは登場するワードが多すぎますね笑
この中でも特に重要なのは「空白の10年」でしょうね。
これは以降の第2弾PVでも登場した重要ワードですし、スパロボVのシナリオ上も大きな意味を持っていました。
スパロボX
ポイント
智の神が守護する異世界
その名は、アル・ワース
数奇な運命に導かれ
鋼の戦士たちが始まりの地に集う
これは、幻光の世界で紡がれる物語
スパロボXはかなりわかりやすいですね。
物語の舞台であるアル・ワースの世界観が簡潔に説明されています。
スパロボT
ポイント
その時代、人は退廃の中にあった
外宇宙への進出は頓挫し、退廃と諦めが支配する世界で
人類は自らと地球の存在意義を賭けた戦いに巻き込まれる
スパロボTの荒廃した世界観が伝わってきますね。
外宇宙への進出が頓挫して諦めムードが漂ってるというのは、ゲーム本編に登場する黄昏の時代のことを指しています。
V、X、T3作とも、ゲーム本編のシナリオに関連するワードが散りばめられていることがわかりました。
やはりスパロボ30のPVに登場したワードもゲーム本編のシナリオに関係あると見て良さそうです。
パッケージの謎
パッケージの謎についても触れていきたいと思います。
Twitterでも触れましたが、背景が青い星と赤い星で半分になってるんですよね。
メモ
スパロボ30のパッケージ、背景が青い星と赤い星で半分になってるの気になるな 二つの世界が舞台になることの暗示?PV冒頭の「システムに支配された世界」と何か関係が? 赤はガンソードのような荒廃世界、青はジェイデッカーのような比較的平和な世界かも 深読みだけど気になりすぎる
赤からは荒廃した印象、青からは平和な印象を受けますよね。
少なくともスパロボV、X、Tのパッケージからは世界観のヒントは感じ取れませんでしたが、今回は何かしらの意図を感じますね。
仮定:荒廃と平和
一つの仮定として、スパロボ30は2つの星が主な舞台になりそうです。
赤い星は荒廃した世界、青い星は比較的平和な世界です。
ここにセフィーロやセッテルンド大陸のような異世界が混ざる形になるのではないでしょうか。
さっそく参戦作品を赤い星と青い星に振り分けていきたいところですが、その前に「どの作品が同じ世界(星)」にいるのか、今わかっている情報から整理していきます。
まず、PVやうますぎWAVEなどの情報からほぼ確定の組み合わせがこちらです。
ポイント
超電磁ロボ コン・バトラーV
勇者警察ジェイデッカー
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
機動戦士Vガンダム
コンバトラーとジェイデッカーですが、PVのシステム紹介で同じ世界であることが示唆されています。
また、コンバトラーが登場するシナリオのイベント出撃機体としてイチナナ式が映っています。
そのため、マジンガーも同一世界ですね
あとは、うますぎWAVEでの寺田Pの発言「最初に分岐がある」「Vガンダムに早く会いたければ宇宙に行け」「ジェイデッカーは地上に行け」という発言から、Vガンダムも同一世界のようです。
ここからは私の予想になりますが、今回のガンダム作品は全て宇宙世紀です。
Vガンダム以外のガンダム作品も同じ世界になると思いますので、逆シャア、Z、ナラティブもコンバトラーやジェイデッカーと同じ世界になりそうです。
ここまでの状況をまとめるとこんな感じです。
ポイント
超電磁ロボ コン・バトラーV
勇者警察ジェイデッカー
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
機動戦士ガンダム
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
Z-MSV
M-MSV
機動戦士ガンダムNT
機動戦士Vガンダム
だいぶ同じ世界の作品が絞れてきましたね。
近代的な街並みかつ科学技術が発達しているマジンガーZやジェイデッカーがいること、スパロボではオーソドックスな世界観であるガンダム作品が登場していることから、これら作品の世界を青い星=平和な世界と仮定します。
まだ残っている作品はこちらです。
ポイント
重戦機エルガイム
勇者王ガオガイガーFINAL
覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜
コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
コードギアス 復活のルルーシュ
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日
マジンカイザー INFINITISM
魔法騎士レイアース
ガン×ソード
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
ナイツ&マジック
SSSS.GRIDMAN
この作品の中から、平和な世界に属する作品を予想していきます。
まず、マジンカイザーはマジンガーZと同じ世界という扱いにしてもいいんじゃないでしょうか。
隣接次元から登場することになると思いますが、これを別世界としてカウントするのはちょっと無理がありますからね。
そしてゲッターも同一世界になりますね。
PVでアムロと昔話してますから。
近代的な世界観というところで、レイアースとナイツアンドマジックの現実世界、グリッドマンも平和な世界に属すると思います。
あとはオーソドックスな世界観でガンダムとも相性が良さそうなマジェプリも入りそうです。
というか、ガンソードとエルガイム以外は同じ世界になると思います。
なぜこの2作品だけ荒廃した世界としてひとまとめにするのかというと、地球ではない惑星が舞台になっているからです。
ガンソードはエンドレス・イリュージョン、エルガイムはペンタゴナワールドにある惑星が舞台ですよね。
文明が衰退していたり治安が悪いというところも共通しています。
この平和な世界と荒廃した世界の分け方は、スパロボTの地球と火星の関係性に近いですね。
というか、並行世界とかではないので、同じ世界ですね。
スパロボTのアストラギウス銀河みたいに、めっちゃ遠いけど同じ世界に含まれてますよ方式です。
つまり、みなさん大好きな「全ての参戦作品が同じ世界でクロスオーバーする」タイプのスパロボですね。
グリッドマンはどうなる?
ただですね、ここで一つ気になることがあります。
それは、グリッドマンの扱いです。
ネタバレになるので、グリッドマンまだ見てない方はここでブラウザバックしてください。
3秒待ちます。
3、2、1…はい、いきます。
グリッドマンの舞台となるツツジ台って、アカネくんに作られた電脳世界じゃないですか。
そのグリッドマンがガンダムとかマジンガーと同じ世界ってことになると、それらも電脳世界ってことになっちゃいますよね。
それに、ツツジ台以外の場所が存在してるのもおかしいことになります。
例えば、スパロボVのクロスアンジュのように、ツツジ台だけ隔離された地域ということにすれば一見解決するように思えます。
ただ、それでも電脳世界であることに変わりないので、やっぱり他作品のキャラと共演するのっておかしいんですよね。
よく電脳世界繋がりで話題に上がる作品としてゼーガペインがあります。
ゼーガペインの場合、人類が滅亡しているとはいえ、電脳世界の元となった現実世界があります。
一方、グリッドマンの場合は元となる現実世界がないんですよね。
アカネくんは電脳世界の創造主…スパロボ参戦作品でいえば、マイトガインのブラックノワールのようにメタ的な存在なんです。
そのため、どう他作品と絡めるのかが鍵になってきます。
現実的に考えると、ツツジ台と裕太たちだけアカネくんが作り出した…という設定になりそうです。
スパロボV、Xのクロスアンジュみたいな感じですね。
シナリオのポイント
ここまで、どの作品が同じ世界になるのかなど世界観的な話をしてきました。
ここからは、どんなシナリオになるの?というところをお話ししていきます。
まず、シナリオのポイントですが「平和⇨戦い」への転換期が一つのキーワードになってくると思います。
参戦作品を見ていただければわかる通り、大きな戦いが終わった作品の続編が多く参戦しているんですよね。
例えば、ゼロレクイエム後の復活のルルーシュ、ガオガイガーFINALから3年後の覇界王、ユニコーンの先を描くナラティブ、幾度となく世界の危機を救ってきたマジンガーZなどなど…
さらに、コンバトラーのように原作終了後を思わせる作品も登場しています。
そのため、一度大きな戦いがあったものの、勇気ある者たちの活躍によって平和が訪れた世界…というのがスパロボ30の世界観の下敷きになっていると思います。
しかし、そこに宇宙から飛来したウルガルなどが現れて…という導入になるのではないでしょうか。
というわけで、すでに予想が捗るスパロボ30のシナリオ、どんな風になるのか今から楽しみです。