今回は新規参戦作品候補を考えていきます。
本当は既存作品も含めてやるつもりだったんですが、新規作品だけでもかなりの候補があることに気づいたので分けて考えていきます。
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前提:2016~2019年作品が参戦
次回作は2016~2019年に放映された作品が参戦する可能性が高いです。
スパロボ参戦までにかかる日数は放映終了から2,3年が目安であり、新作は2021年に発売すると思われるためです。
勘の鋭い方なら「2,3年が目安なら2018,2019年に発売したスパロボXとTに2016年の作品が参戦していないのはなぜ?」と思われたかもしれません。
これはスパロボV,X,Tの参戦作品がほぼすべて同時期に決められていたからではないかと考えています。
というのも、「マジンガーZ/INFINITYを除いて2016年以降の作品が参戦していない」からです。
INFINITYを除けば、V,X,T3部作に参戦している最新の作品は2015年3月に最終回を迎えたクロスアンジュ、Gレコです。
そして天獄編発売日は2015年4月です。
スパロボVの開発は天獄編の開発終了後すぐに始まったと寺田Pが発言しています。
その時点ですでにV,X,Tを「シナリオ上繋がりのない3部作」として構想していたと思われます。
そのため、スパロボVの参戦作品を決めると同時に、X,Tの参戦作品もある程度決めていたんじゃないかと思います。
2016年以降の作品が参戦していないのはこれが理由だと思います。
前置きが長くなりましたが、要するに「2016年以降の作品&スパロボT発売時点で最終回を迎えた作品」が出るんじゃないかという話です。
参戦作品候補
参戦作品候補を2016~2018年の各年ごとにまとめていきます。
なお、「これは家庭用には来ないだろ」という作品などは外しています。
ヘボット!とかね。
2016年
参戦候補
シュヴァルツェスマーケン
アクティヴレイド
ブブキ・ブランキ
亡国のアキト
トミカハイパーシリーズ NEXT STAGE
トランスフォーマー アドベンチャー マイクロンの章
クロムクロ
マクロスΔ
コンクリート・レボルティオ
RS計画
レガリア
鉄血のオルフェンズ
機動警察パトレイバーREBOOT
ゼーガペインADP
劇場版マジェスティックプリンス
2016年の作品は候補がかなり多いと思っています。
マヴラブオルタがスパクロに参戦したこと、そしてTVアニメ化が決定したのでシュヴァルツェスマーケンが参戦する可能性があるんじゃないかなと思っています。
といっても、単体で参戦させるのはどうなの?という感じの作品でもあります。
アクティヴレイドはパワードスーツ系かつ谷口悟朗作品です。
警察でありながら独立した組織であるため、スパロボにおける自軍みたいなもんです。
元々スパロボにはテッカマンブレードやイクサー1のような等身大作品が出ていますし、スパクロではゴーカイジャーやギャバンが恒常参戦しています。
そのため、出る可能性は十二分にあるんじゃないかと思います。
ブブキはアニメを見てないので何とも言えません。
実は2019年から再放送していたりするのですが、「これは参戦するぞ…!」という決定的なものがないです。
亡国のアキトはうーんって感じですね。
スパクロには4回も参戦していますが、単体で参戦してもなぁというのが正直なところです。
2019年にBD-BOXが発売していたりはしますが、参戦するなら本家とじゃない?とは思ったり。
トミカハイパー、トランスフォーマーはタカトミですし、ちょっと厳しいかなという気がしますね。
まあゾイドはスパロボ参戦してますし、絶対ない!とは言い切れませんけど。
クロムクロは最終的には宇宙規模のお話にはなりますが、宇宙へ行ってからのお話は続編小説になるのがネックです。
スパロボにおいてはそこまで関係ないですが、売り上げがイマイチなのがなんとも(バディコン同様1000枚台)
マクロスはロボテック問題がどうなるかわかりませんし、スパクロやDDを思えば参戦しないと考えるのが妥当じゃないでしょうか。
コンレボはロボアニメではないですが、スパロボTのビバップを思えば十分可能性はあると思います。
エクウスカッコいいし、2020年から見放題配信も始まっていたりします。
ありそうでなさそう、でもないとも言い切れない作品です。
RS計画はレビューもしていますが、「僕たちの見たいメカアニメをつくろう製作委員会」という企画から生まれた一回限りの作品なので、さすがに厳しいかなと。
レガリアは個人的に好きな作品です。
ですが、あまり評価の高い作品とは言えませんし、売り上げも散々です。
2018年にBD-BOXが出たりはしましたが、それ以降は特に動きもないです。
なので参戦する可能性は低いんじゃないかなぁと思います。
スパロボの戦闘アニメで動くアレクト見たいけどね…。
鉄血はないだろうなぁと思ってます。
スパロボDDでシナリオが一から再現されてますし、まだその途中です。
最新ガンダムという意味ではナラティブが来るだろうと思っているので、そういう意味でも鉄血の入る余地はないんじゃないかと思います。
パトレイバーREBOOTは8分程度の作品ではありますが、イラストだけのフェイイェンHDだって参戦してるので絶対ないとも言い切れない作品です。
とはいえ、そっち出すならTVアニメ版出せやって話になりますしやっぱないかな。
ゼーガペインはどうかなぁって感じです。
スパクロで厚遇を受けて「しばらく家庭用には来ないのかなぁ」と思っていたら、家庭用に近いフォーマットのDDにも参戦して…という感じで中々扱いが読めません。
シナリオはDDで展開中ですし、今家庭用に参戦するかと言われると微妙な気がします。
ただ、スパクロに続いてDDにも参戦したのは「人気があるから」と考えることもできます。
人気があるなら、DDとの被りを気にせず家庭用に出てもおかしくないのかなとは思います。
グリッドマンとの相性も良さそうですしね。
マジェプリは参戦の可能性が高いと思っています。
スパクロへは復刻含めて3回も参戦していますが、実は劇場版は一度も参戦していません。
2018年に復刻した時には劇場版が公開されて1年以上経っていたにも関わらずです。
新規参戦作品の目玉になり得る作品ですし、BD売り上げも5000枚越えとTVシリーズより多かったりします。
戦闘アニメ負担が懸念されていますが、開発期間は2年程度あると思われるため、その辺もクリアできます。
天獄編から2年開けたスパロボVを見ればそれはわかると思います(詳しくは前回の記事を参照)
2017年
参戦候補
アトム ザ・ビギニング
ID-0
ナイツ&マジック
GODZILLA
機動戦士ガンダム サンダーボルト
アトムザビギニングはロボアニメではありませんが、可能性としてはあるのかなと思ってます。
アニメの評価・売上はイマイチですが、個人的にはメカデザや戦闘シーンが好きだったので出ると嬉しいと思いつつやっぱりないかな。
ID-0はパワードスーツ系の作品として参戦する可能性が高いんじゃないかと思ってます。
機体数が少ないのでエコですし、ミゲルジャンプはフォールド航法並みに便利です。
視聴者からの評価は高い作品だと思うんですが、見てた人がそもそも少ない&売り上げが悲惨(収益源の主は配信だったように見えるが)なためそこは微妙。
ナイツ&マジックは参戦最有力だと思っています。
ここ数年のロボアニメでは人気・評価共に申し分ないですし、売上もまずまず(3000枚クラス)です。
年末にはMODEROIDで主役機であるイカルガが発売しますし、有力候補じゃないかなと思います。
メカゴジラが起動する(メカゴジラが起動するとは言ってない)で有名なアニゴジことGODZILLAさん。
スパロボ的にはゴジラというビッグネームがデカいですが、アニゴジは大怪獣バトルというよりは哲学的な問いの多いSF作品だったので相性はイマイチかも。
ただアニメ版ゴジラという以外に共通点はありませんが、ボンズ×オレンジで新しいアニメ版ゴジラが放送されますし、PR的な意味でも参戦…しないか。
サンダーボルトはまだ出ないんじゃないかなと思います。
ガンダム系は枠争いが激しいですが、次の新作で最も優先されるのはナラティブだと思います。
あとは鉄板宇宙世紀の逆シャアやアナザーガンダムで埋まると思うので、サンボルが入る隙がないんですよね。
スパロボでジャズを聴きたいところではありますが…まだまだ待つことになりそう。
2018年
参戦候補
ダーリン・イン・ザ・フランキス
シンカリオン
プラネットウィズ
グリッドマン
銀河英雄伝説 Die Neue These
2018年は何が出てもおかしくない作品ばかりです。
まずダリフラですが、かなり可能性が高いと思っています。
単純に作品人気が高いですし、売り上げも5000枚前後と好調です。
近年のオリジナルロボアニメとしてはかなり話題を呼んだ作品ですし、戦闘アニメ負担も少ないです。
機体数はそれなりですが、武装数は少ないですからね。
シンカリオンは低年齢向けロボアニメとして超絶大ヒットを記録している作品です。
本来のターゲット層である子供にもしっかり受けているし、コアなロボアニメおじさんにもウケているという奇跡を光のスピードで見せてくれます。
ただ、スパロボ参戦においてはわかりやすい問題もあります。
それが下記2点です。
問題点
・日本の鉄道ありきの物語
・戦闘アニメ負担
どちらもシンカリオン×スパロボ対談で寺田Pがおっしゃっていたことです。
JR各社のレギュレーションによって「空飛ぶのダメ」「どんなに急行してても現実の制限速度以上は出しちゃダメ」とか制限があります。
スパロボは宇宙にも行くし日本を離れるし並行世界やら未来やらにも行きます。
なのでその辺を考えると難しいのかなという気がしています。
戦闘アニメに関しては、クロス合体などの「組み合わせで増える系」をバッサリ諦めれば意外と何とかなるんじゃないかなと思っていたりします。
一部の合体は武装の演出や合体攻撃で実装する形にすれば無理ではないと思います。
プラネット・ウィズも出そうだなぁと思っています。
オリジナルロボアニメのダークホースとして注目を集め、視聴者からの評価も高い作品です。
実はプラネット・ウィズに関しては別記事でスパロボ参戦を考察しているので、一部抜粋します。
ユニット数
- 先生
- 先生(ドーピング)
- 先生(宇宙船)
- 閣下
- 閣下(ドーピング)
- 閣下(宇宙船)
- 虎居さん
- 美羽ちゃん
- ハルちゃん
- ねづっち
- 紅華
- 葉介
- 岳蔵さん
- 隆
- 龍
見ていただければわかる通り、機体数が13と非常に多いです。
これは先生たちとグランドパラディン、そして隆と龍を合わせた機体数ですが、ネビュラウェポンも含めれば20近くなりそうです。
この敵味方合わせて20というのは、スパロボXのGレコとほぼ同数です。
そんなGレコの武装数がどうだったかというと…おわかりですよね?
ただ、Gレコとの違いは開発期間が2年ということです。
なので、他の作品との兼ね合い次第では無理だと言い切れません。
2018年といえばグリッドマンでしょう。
ロボアニメファンや特撮ファンはもちろんのこと、普段そういったジャンルの作品を見ない層も大量に取り込んだ文句なしの覇権アニメです。
「ニワカ乙。グリッドマンはロボットじゃないから」
みたいな反論もあるとは思いますが、それはスパロボでは今さらな話。
そもそも、それを言ったらスパロボDDのディーダリオンは何なんだって話ですから。
これに関連する話ですが、スパロボが非ロボアニメを積極的に参戦させているのは疑いようのない事実です。
ヤマトのような戦艦作品、ビバップのようなSF作品…。
では、次に来るのは何か?
スパクロにギャバン、DDにデビルマンが参戦していることを考えれば、「変身モノ」が家庭用にも来るんじゃないでしょうか。
グリッドマンはそこにジャストフィットする作品なわけですよ。
さらに、必要機体数が少なく戦闘アニメ負担が少ないというのも追い風ですね。
銀英伝は次の戦艦(非ロボアニメ)枠として最有力ではないでしょうか。
ヤマト、ナディア、ハーロックときたら次は銀英伝でしょう。
18年に放送されたのは1~12話までの第1シーズンですが、話としては一区切りついているので問題ないと思います。
ノイエシリーズって実は人気があって、13~24話の第2シーズンを劇場上映したあとに第1シーズンと合わせたTV編集版が放映され、その最終回後に25~48話の第3シーズンの制作が決定しています。
あくまでも2期、3期という括りではなく、話数は継続しているんですよね。
最近のSFアニメでここまで続くのは中々に珍しいと思います。
また、女性人気が高い作品なのでスパロボXのレイアース同様に女性層への請求力も高そうです。
寺田Pは「銀英伝参戦は上から言われない限り手を出さない」と生スパかなんかで言ってた気がします。
しかし、結果として続いている戦艦枠が好評なこと&ノイエ3期が控えていることを考えれば可能性は高いんじゃないでしょうか。
確かスパロボXの時も「次は戦艦出さない!出すならハーロックが条件!(これで参戦できないだろう…)」
と思っていたら参戦することになったという経緯だった気がしますし。
2019年
参戦候補
リヴィジョンズ
ULTRAMAN
前提で書いた通り、この参戦予想ではスパロボT発売までに最終回を迎えた作品を対象としています。
なので、2019年の作品でも3月中に最終回を迎えたものに関しては予想の対象とします。
なお、ULTRAMANは4月終了ですが、参戦作品決めには十分間に合うだろうという判断で対象にしています。
リヴィジョンズは谷口悟朗最新作かつNETFLIXでの日本先行配信ということで話題を集めました。
内容については未視聴なのでわかりませんが、昨年にBD-BOXが発売したり、地上波での放送も始まっていたりと現在進行形で動きがある作品です。
アプリの方は1年持ちませんでしたけど…。
どちらかと言えばパワードスーツ系なので、ロボアニメとSFアニメの中間的な立ち位置としてしっくりきそうな感じはします。
ULTRAMANは参戦有力かなと思っています。
流れがきているパワードスーツ系の作品であり、ウルトラマンというビッグネームだからです。
作品評価も高く、1期配信後わずか3か月で2期が決定するほどの人気もあります。
NETFLIXが公開した「2019年 最も観られたアニメ TOP10」でTV版エヴァを抑えて1位を獲得していることも人気を裏付けています。
映像や玩具の商品展開もバンナムが行っていますし、かなり有力と見ていいんじゃないでしょうか。
スパロボとは縁の深いラインバレルコンビなので、参戦したらカットイン描き下ろしまくってくれそうです(笑)
まとめ:参戦候補はかなり多い
2016~2019年に絞って参戦候補を出してみましたが、かなり候補が多いです。
2016年以前の新規作品について漏れている、ということに今さら気付いてしまったので、これは番外編という形で書いていこうかなと思います。
「この企画いつ終わるんだよ!」という話ですが、あと3,4回はお付き合いいただければと思います。