今回は「スパロボ参戦作品のいろんな初めてを集めてみた」というテーマでお話ししてきます。
スパロボの参戦作品は300近くになっていますが、これまでに様々な作品が参戦してきましたよね。
そんな中でも、「特定のジャンルで初めての参戦作品」を紹介していきます。
目次
動画版
信じられないほど再生されてなくて泣いてます。
見てください。
スパロボ初の非ロボアニメ
まず最初に紹介するのは「スパロボ初の非ロボアニメ」です。
スパロボ初の非ロボアニメは「テッカマンブレード」です。
テッカマンブレードがスパロボに参戦したのは2005年のスパロボJが初です。
宇宙戦艦ヤマトの参戦で注目を集めた非ロボアニメですが、実は15年以上も前から参戦していたんですね。
今でこそスパクロなどでロボットじゃない作品、キャラクターが参戦することは珍しくなくなりましたが、当時としてはかなり衝撃的な参戦だったと思います。
試しに、スパロボJの前に発売された2作の参戦作品を見てみましょう。
スパロボD
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士Vガンダム
新機動戦記ガンダムW
マジンガーZ
グレートマジンガー
UFOロボ グレンダイザー
★真ゲッターロボ 世界最後の日
★未来ロボ ダルタニアス
六神合体ゴッドマーズ
★THE ビッグオー
★メガゾーン23
★マクロス7
サルファ
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
★機動戦士ガンダムSEED
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
マクロスプラス
☆マクロス7
マジンガーZ
グレートマジンガー
ゲッターロボ
ゲッターロボG
真ゲッターロボ (原作漫画版)
鋼鉄ジーグ
超獣機神ダンクーガ
戦国魔神ゴーショーグン
無敵鋼人ダイターン3
勇者ライディーン
超電磁ロボ コン・バトラーV
超電磁マシーン ボルテスV
闘将ダイモス
大空魔竜ガイキング
勇者王ガオガイガー
★勇者王ガオガイガーFINAL
☆伝説巨神イデオン
トップをねらえ!
新世紀エヴァンゲリオン
新世紀エヴァンゲリオン 劇場版
★電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
★電脳戦機バーチャロン マーズ
どうでしょう?
テッカマンブレードの異質さがよくわかる結果になったと思います。
スパロボにおける非ロボアニメの可能性を広げたテッカマンブレードですが、最近のスパロボには参戦していません。
非ロボアニメが盛り上がっている今だからこそ、カムバックして欲しいですね。
初めての実写作品
次に紹介するのは「初めての実写作品」です。
スパロボ初の実写作品は「ゴジラ対エヴァンゲリオン」です。
ゴジラ対エヴァンゲリオンがスパロボに初参戦したのはスパクロで、2016年に期間限定参戦しました。
ゴジラが参戦したというよりは企画そのものが参戦したというのが正確なので、これを実写初の参戦作品とカウントするのに抵抗がある人もいるかと思います。
しかし、このイベントでは「ゴジラ×メカゴジラ」の3式機龍と家城茜が参戦しています。
そのため、実質的なゴジラ×メカゴジラ参戦と言っても差し支えないと思います。
この参戦は当時かなり話題になったことを覚えています。
なぜかといえば、これまでスパロボには実写作品の参戦は不可能と言われていたからです。
理由は単純で、役を演じる俳優さんの肖像権の問題があったからです。
それを回避して、しかもゴジラというビッグタイトルが参戦したことはスパロボの歴史の中でも大きな事件だと思います。
ちなみに、肖像権の問題は顔を隠すことで回避しているようです。
ガンヘッドのブルックリンも同様の手法をとっており、立ち絵では常にサングラスをかけています。
顔を隠した姿に違和感を感じるかもしれませんが、特撮作品の皆さんは常に変身後の姿をしています。
そのため、これに比べればいくらかマシといえます。
初めての劇中劇作品
次に紹介するのは「初めての劇中劇作品」です。
スパロボに初めて参戦した劇中劇作品は「クレヨンしんちゃん」です。
もっと正確にいうなら、クレヨンしんちゃんに登場するカンタムロボですね。
説明するまでもないと思いますが、「超電導カンタム・ロボ」はクレヨンしんちゃんに登場する劇中劇のロボットアニメですね。
ロボアニメで例えるなら、ナデシコに対するゲキガンガーです。
そんなクレヨンしんちゃんですが、初参戦はスパクロで2016年に期間限定参戦を果たしました。
この参戦は流石に衝撃的で、度肝を抜かれたスパロボユーザーも多かった印象です。
なんといっても、クレヨンしんちゃんですからね。
非ロボアニメどころか、メカ要素がほとんどありませんから。
まだドラえもん参戦って言われた方が納得できます。
そんなスパロボ界に嵐を呼んだ参戦ですが、スパロボとクレヨンしんちゃんがお互いに25周年だったことから始まった企画だそうです。
周年記念だからこそ実現した奇跡的なコラボといっても良さそうですね。
ちなみにコラボイベントはめちゃくちゃ面白いものになっていて、スパロボ版の劇場版クレヨンしんちゃんといっても過言ではない熱い物語が展開されます。
まだ見たこと無い方はぜひ調べてみてください。
初めてのWeb製作作品
次に紹介するのは「初めてのWeb製作作品」です。
スパロボに初めて参戦したWeb製作作品は「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」です。
スパロボへの初参戦は2009年のスパロボKです。
数あるロボアニメが参戦しているスパロボですが、Web製作作品はスターゲイザーが初なんですよね。
そもそも他にWeb製作アニメが参戦してるのかって話なんですけど、「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」なんかはそうですよね。
Webアニメってなんとなく参戦しにくそうな印象がありますけど、前例があると今後の参戦作品にも幅ができていいですよね。
初めてのタカラがスポンサーを務めた作品
次に紹介するのは「初めてのタカラがスポンサーを務めた作品」です。
初めてタカラがスポンサーを務めた作品は「鋼鉄ジーグ」です。
鋼鉄ジーグは2003年の第2次αで初参戦しました。
鋼鉄ジーグは寺田Pがずっと出したいと思っていた作品らしく、ニルファでようやく許可が降りて参戦させることができたとのことです。
ちなみに、ニルファのパッケージでジーグがセンターを飾ってるのは参戦が嬉しすぎたからだそうです。
「もっと新しい作品にしたほうがいいんじゃないか」という声も当然あったようですが、自分たちの世代にとってこれはすごいことなんだ!ということでジーグをセンターにしたそうです。
なんかこういうスタッフ側の熱意が伝わってくるエピソードっていいですよね。
スパロボってオタクによるオタクのためのオタクゲームですからね。
ジーグブリーカーの印象が強すぎてあんまりご無沙汰感がない作品ですけど、実はスパロボDDに出るまではニルファとサルファの2回しか参戦してなかったんですよね。
その間なんと14年。
めちゃくちゃ意外ですよね。
初めてのSEGAから参戦
次に紹介するのは「初めてのSEGAから参戦」した作品です。
スパロボに初めて参戦したSEGA作品は「電脳戦機バーチャロンシリーズ」です。
まさかの他社からゲスト参戦という夢のある共演が実現しました。
戦闘アニメはバーチャロンのテクニックを反映した芸の細かいものになっており、ファンからの評価も非常に高いです。
のちにスパロボKに参戦した際には原作再現も行われており、非常に大きな扱いを受けています。
関連作品として、とある魔術の禁書目録とコラボした「とある魔術の電脳戦機」があり、こちらはスパクロに参戦しています。
なんだかんだで4、5年に一回はシリーズ作品が参戦しているので、来年あたり再び参戦するかもしれませんね。
初めての深夜アニメ
次に紹介するのは「初めての深夜アニメ」です。
スパロボに初めて参戦した深夜アニメは「ベターマン」です。
ベターマンは2003年のスパロボコンパクト3で初参戦しました。
スーパーマイナー大戦とも言われるコンパクト3に参戦しているだけあって、結構なマイナーアニメです。
深夜アニメということもそのマイナーさに拍車をかけていますが、作品自体はシリアスさとグロテスクを独自の解釈で突き詰めた名作です。
深夜アニメだからこその表現も数多くあり、名前しか知らないという人にはぜひ一度見て欲しい作品です。
ただ、何度も言うようにマイナーですし、ロボットアニメというよりはホラー要素の強い作品です。
そのため、2度目の参戦はコンパクト3から16年後の2019年まで待つことになります。
ちなみに、このイベントのタイトルは「ベターマン対ガサラキ」という物騒なものになっています。
しかしながら、イベントバナーにはサイバスターと満面の笑みでダブルピースしている島村卯月…
この組み合わせ、無限のテロメアより謎かもしれません。
初めてのゲーム作品
次に紹介するのは「初めてのゲーム作品」です。
スパロボに初めて参戦したゲーム作品は「機甲世紀Gブレイカー」です。
機甲世紀Gブレイカーは、2001年発売のスパロボα(DC版)で初参戦しました。
みなさん、バーチャロンだと思ったんじゃないですか?
実は、初めて参戦したゲーム作品はGブレイカーなんですよね。
知らない人も多いと思うので簡単に説明します。
この作品は「サンライズ英雄譚」というサンライズ作品のクロスオーバーゲームに登場したオリジナル作品です。
より正確に言えば、サンライズ英雄譚に登場したのは「機甲世紀Gブレイカー」で、「機甲武装Gブレイカー」の続編という設定になります。
まあこの辺複雑なんで、そういうゲームがあるんだなぁくらいに思ってもらえれば大丈夫です。
初めてのイラストから参戦
次に紹介するのは「初めてのイラストから参戦」した作品です。
初めてイラストから参戦した作品は「「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD」です。
フェイ・イェンHDは2013年発売のスパロボUXで初参戦しました。
これは当時、コラを疑われるほどに衝撃的な参戦でした。
参戦名義がバーチャロンになっているので、何が衝撃なのかわからないという人もいると思います。
実はこのフェイ・イェンHD、あの初音ミクがモチーフになっているんです。
バーチャロンに出てくるフェイ・イェンとボーカロイドである初音ミクがコラボした機体なんですね。
初出はコラボ企画のイラストなんですが、これが機体単独で参戦作品として参戦するという異例の事態になったんですよね。
このイラストのみの段階でも機体設定自体はSEGA側にあったそうです。
ただ、それにしても1枚のイラストが、しかも初音ミクが間接的にスパロボに参戦するというのは衝撃的です。
カットインや会話シーン、さらには戦闘演出にボカしたDIVAの画像が登場するなどやりたい放題になっています。
ここまで聞くと単なるゲスト参戦に思えますが、シナリオ上で重要な役割を果たしているところが素晴らしいんですよね。
もし、単なるイロモノ枠だと思ってスパロボUXをやってない人がいればぜひプレイしてみてください。
初めての特撮から参戦
次に紹介するのは「初めて特撮から参戦」した作品です。
スパロボに参戦した初めての特撮作品は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」です。
ジュウレンジャーは2017年に期間限定という形でスパクロへ参戦しました。
「スーパー戦隊にもロボット出てるからスパロボいけるだろwwww」
みたいな半ば冗談の指摘もありましたが、まさか本当に参戦する日が来るとは誰が予想できたでしょうか。
参戦の経緯としては、バンダイコレクターズ事業部が20周年というタイミングで、それがきっかけで連動企画がスタートしたというものになっています。
詳しいことについては「スパロボ ジュウレンジャー」とかで検索してもらえればファミ通の記事がヒットするのでそちらをみてください。
参戦自体も衝撃だったんですが、シナリオにもしっかり登場するというのがまたすごいところでした。
変身前は実写だから出せないということで、全編変身後での登場となっていました。
これは戦闘描写だけを切り取れるスパクロならではの措置ですね。
今はギャバンとかゴーカイジャー、あと期間限定で牙狼なんかも出てましたけど、みんな同様の手法を取ってます。
スパロボにおける特撮作品の基礎を築いたともいえる非常に意義のある参戦だったと思います。
まとめ:歴史の積み重ねがスパロボを作った
こうして振り返ってみると、様々なタイミングで初めての試みがあって、その積み重ねが今のスパロボを作っているんだなぁと改めて感じましたね。
今後数年でスパクロが積み重ねてきたものも家庭用に反映されていくと思おうので、今から楽しみです。