期待のオリジナルアニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」を見ました。
いやぁ…予想を遥かに上回る面白さですっかりハマってしまいました。
スパロボファンにもおすすめできる作品ですよ!
迫力の戦闘
戦闘は迫力とスピード感があって良かったです。
見る前は「戦闘機だし、絵面が地味になるのかな」って思ってました。
同じ戦闘機でも、マクロスなら変形とかビームとかありますけど、これは普通の戦闘機ですから。
でも、そんなことは杞憂でした。
砲撃や旋回など、アングルや魅せ方がとてもうまいんですよね。
細かい描写も良かったです。
例えば、高度を上げてから旋回するシーン。
一番高い高度まで上がった後、一瞬エンジンを切ってるんですよね。
そして、機体が落ち始めるタイミングで再点火!
こうした描写がとても細かくて、見ていて飽きません。
音響もシドニアの岩浪監督ということで、非常に良いです。
砲撃やエンジン音の腹にズシッと来る感じとか、SFの超兵器ではない、リアルな機体だからこその魅力を感じました。
また、忘れちゃいけないのが戦乙女の翼である英霊機の存在です。
要するに超軌道を可能にする特機的存在なんですが、主人公機は翼が生えちゃいます。
しかも、必殺技が「魔弾」ですよ。
リアルな戦闘機の描写だけじゃ飽き足らず、SF的超兵器の描写もしっかり入れてくるんですよ。
しかも、その翼を広げた姿が美しいのなんのって…。
まさに戦場の乙女、ワルキューレですよ。
もちろんの他の英霊機もカッコよくて、例えば旋回の例で挙げたピンクの機体。
謎のエンジンをフル稼働させて、殺人的な加速ができるんですよ。
その時の翠のエフェクトが美しい海に映える…。
アズズは、神より授かった力である英霊機を魔改造して、ZZガンダムばりのミサイルポッドを装備してるのも面白いところです。
こういうハチャメチャ感は視覚的にも楽しいので、思わずニヤニヤしちゃいましたね。
活き活きしたキャラクター
キャラクターが非常に良いです。
表情も豊かで、とにかく活き活きしてるんですよね。
特に好きなキャラクターを紹介させてください。
金髪クール美少女クラウ
世界に9人しかいないというネームドワルキューレの一人で…
という紹介はどうでもいい!
まず、金髪クール系美少女って時点でポイント高いですよね。
そして、ちょっと天然入ってるところもいいんですよ。
この抜け感が大事ですよね、わかります?
でも、クラウってただのクール系じゃないんですよ。
自分が配属された部隊の損耗率が99.9%…つまり、自分以外全滅。
それゆえに、超強い敵を倒したにも関わらず「死神」と呼ばれてしまうんです。
戦闘機で死神というと、マクロスΔのメッサー君を思い出しますね。
そんな話は置いといて。
館山基地に配属され、ピラーと戦う。
それ自体は問題なくても、また自分だけ生き残ってしまうんじゃないか、周りの人たちを巻き込んでしまうんじゃないか。
そんな不安が彼女の胸中にはあるんですよね。
この不安は温かい館山基地のメンバーによって晴らされるわけですが…それはアズズの項で話しましょう。
ツンデレ尊いアズズ
このアニメ最大の功績は駒込アズズを生み出したこと。
そう言っても過言ではないほどに素晴らしいキャラクターです。
えっちな腰つき!
へそ出しスタイル!
銀髪隻眼片目隠れ!
100兆点です。
皮肉屋っぽいところがありつつも、実際はポンコツで親しみやすいお姉さん。
そんなところがまた…いい!
1話におけるアズズの名場面と言えば、やっぱりクラウへの激励ですよね。
また仲間を戦死させてしまうんじゃないか…。
そんな不安を抱えるクラウを一蹴して、不器用ながらに激励するわけですよ。
このシーンでアズズ好きポイントが1000兆点くらい上がりましたね…。
サブキャラ達と暖かい雰囲気
サブキャラクターも非常によかった。
整備班の面々は気さくでフレンドリーだし、新入りのクラウに「ブロンド美少女!」と興奮気味。
わかるよ、その気持ち。
そんな整備班を引き締める存在が整備班長で、声優はなんと千葉繁さん。
誰に対しても厳しいけど、機体の整備は万全にする職人肌の渋いキャラ。
このキャラがいるだけで全体が引き締まる感じがして、さすが千葉繁さんだなと思わされるキャラクターです。
特に印象的なセリフが「眠たいこと言ってんじゃねぇ。俺たちにとっては整備が戦場だ。戦場で手を抜くバカがどこにいる」ですね。
…いやぁ、渋い。
このカッコよさは痺れますね。
司令官の里美もいい感じに抜けてるのが魅力的です。
平田さんの演技も相まって、飄々としたおっさんに仕上がってるのがいいです。
普段は抜けてるけど、決めてくれるところは決めてくれるんだろうなと今から期待できます。
そしてシールド隊の面々ですよ。
ワルキューレを守る護衛役ですが、声優陣がヤバいです。
ポイント
杉田智和
中村悠一
マフィア梶田
濃すぎィ!
でも、このシールド隊の面々が凄くいいキャラなんですよ。
それが顕著に表れているのが、クラウが「死神」と呼ばれていたことを知った時の反応です。
なぁんだ、うちに来た死神は美人だ!
俺達はよっぽど引きが良い!
違いない!
ここ、思わず涙が出てしまいました。
この陽気で前向きな感じは嬉しいですよね。
戦闘時においてもコミカルなやりとりで場を和ませてくれるのでとても好きなキャラクター達です。
ただコミカルなだけじゃなくて、弾薬を補充しに行く宮古の護衛についてくれたりと通常の戦闘機ながらしっかり活躍してくれます。
この「一緒に戦ってる感」がシグルドリーヴァの好きなところなんですよ。
1話まとめ:最高
私の趣味にビンビン引っかかる作品で嬉しいです。
スパロボ参戦妄想も捗る作品ですし、今後も各話感想をやっていこうと思います。
カワイイ賢いミコちゃん大好きぃ!尊いぞおー!!ア・ズ・ズ!!
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