マクロスF劇場2部作の前編「イツワリノウタヒメ」を視聴したのでその感想を。
熱すぎて泣いてしまった…。
甘酸っぱい三角関係
マクロスといえば三角関係ですが、これがいいんですよ。
素直でピュアなランカと、意外と無邪気なシェリル。
バルキリーの戦闘と歌を目当てで見始めたのに、すっかり二人の魅力にやられてしまいました。
素直なランカ
ランカは歌が大好きで、シェリルに憧れる歌手志望の女の子。
普通に夢を見て、普通に恋をする、本当に普通の女の子。
ただ一つ、事故で家族を失いバジュラとの不思議な関係があること以外は。
ランカの魅力が現れているのが電車でのやりとり。
アルトが舞台から逃げ出したこと、自分の弱さをさらけ出した時に「アルト君はアルト君だよ」と優しく微笑み手を握ってくれたシーン。
相手の痛みを理解し、自然に寄り添うことが出来るのがランカの魅力の一つだし、グッときました。
子供っぽく、大人っぽいシェリル
伝説の歌姫であるシェリルは、プライベートでは無邪気で子供っぽい面があるものの、ライブでは全力を注ぐプロ中のプロ。
このギャップがたまらない。
仕事中はかっこよく、しかし親しい者の前では弱みや素をさらけ出す。
こんなに男心をくすぐるキャラクターがいるだろうか。いや、ない。
いつもはアルトをからかったり試すようなことをするシェリルだけど、優しくされると素直に感謝したり照れたりする。
だけどキスをする大胆さも持ち合わせていて、この子供っぽさと大人っぽさのギャップがシェリルの大きな魅力。
バルキリーの戦い
マクロスといえば、バルキリーによる戦闘も忘れちゃいけない要素。
初めてバジュラが襲撃した際、オズマ機がバジュラの攻撃をガウォーク形態に移行することで回避したのがかっこよすぎる…。
オズマ機は全身にセットしたミサイルポッドもたまらんのですよな。
ターゲットをロックする時に赤目でギョロギョロするのとか大好き。
物語終盤、ランカを救ったアルトのスラスターが被弾して落下した時に、リモートモードでバルキリーがアルトをコクピットに乗せるシーンが最高に好き。
あれは燃えるよ…。
マクロスフロンティアによる豪快なマクロスアタックもド派手で最高。
ワイルドな戦い方にうんざりしつつも「ピンポイントバリアを左舷に展開!」と的確な指示を出すキャシーさん大好き。
戦場を彩る歌
マクロスの戦闘と言えば歌!これがたまらんかった…。
中でも、ギャラクシー船団を救うためのミッション「妖精」での戦闘はアツかった。
ライブ中に襲撃されるも、不安がる人々を勇気づけるために歌うシェリル、「バジュラの狙いが自分なら…」と自らおとりになるランカ。
二人のヒロインが、どちらも能動的に動いているのがいい。
ただ守られるだけの存在ではなく、彼女たちも自分にできるフィールドで戦っている。
だからこそ応援したくもなるし、見ていて気持ちがいい。
そこに歌が加わることで、アツさはクライマックスへ。
特に「私の歌だって、少しはバジュラに…!」とオベリスクをバックに駆け出したシェリルのシーンには感動しました。
歌詞も良くて「なりたい自分を遠ざけるのはなぜ?」という歌詞は物語序盤のランカとシンクロしていて、こみ上げるものがありました。
ランカがバジュラに囚われた際に流れたライオンも良かった。
囚われのヒロインを救い出すというシチュエーション、そのヒロインを主人公がロボットから飛び降りて救うという展開、無茶な主人公を援護するため、命を懸けて前線に飛び出すスナイパー…。
歌とシチュエーションの相乗効果で、ラストにふさわしい盛り上がりでした。
歌よしキャラよし戦闘よし。三角関係ならぬ三角効果(?)で最高の映画でした。
サヨナラノツバサも楽しみです。
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