劇場版マクロスFの完結作「劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」を視聴したのでその感想を。
イツワリノウタヒメで上がったハードルを余裕で超えてきやがった…!
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「歌」という戦い 劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜視聴感想
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イツワリノウタヒメ
スパイ容疑を掛けられたシェリルが捕まるという衝撃的な展開があります。
「銀河の妖精…いや、イツワリノウタヒメ」
ここにきてサブタイトルの伏線回収。
アルカトラズ島の監獄に収監されてしまいます。
収監されたシェリルの面談に来たのはランカ。
「私、シェリルさんはもっと強い人だと思ってました。でも、本当は寂しかったんだって…」
共にバジュラの脅威に立ち向かったからこそ、シェリルの弱さがわかるランカ。
そんな弱さを抱えながらも力強く歌うシェリルに憧れる。
「アルト君のこと、どう思ってるんですか」
「好きよ。あなたに負けないくらいね」
シェリルがアルトにキスをしたあの日から、ずっと抱えていたモヤモヤ。
改めてシェリルの気持ちを確認したランカ。
そして、自分の気持ちを言葉にしたシェリル。
「でも、これは二人の内緒。だって、私はもうすぐ死ぬんですもの」
アルカトラズ島からの脱出
「役を演じる」ということ
シェリルが捕まった後、オズマがアルトに言った言葉がとてもよかった。
「本当の俺は!ただのガキだ!おまえに負けないくらいのな!隊長の役、兄貴の役、兵士の役、恋人の役!そしてそれがすべて俺で、俺はそのすべてだ!演じてない人間なんか、いねえんだよ!」
演じてない人間なんていない。
歌舞伎で女を演じ続けることで「自分がなくなるんじゃないか」と恐怖していたアルトに刺さるセリフ。
これを聞いたアルトは自分を見つめなおし、行動に移る。
ゴスロリ姫になって踊るという行動にな!
…アルト姫、ネタにされがちだけど「自分は様々な役を演じているだけ。自分というものがなくなってしまう気がする」と思い悩んでいたのが、オズマの叱咤がきっかけで再び演じられるようになったって考えると重要なシーンだよね。
アルカトラズライブ
収監されたシェリルを救い出すために、ランカ提案で「監獄ライブ」が実施される。
これが中々良くて、笑顔で楽しそうに歌うランカが最高だし、ゼントラーディの血をたぎらせろ!って煽るクランも良いし、バサラコスが似合うミシェルもイケメンすぎる。
もちろん、前述のアルト姫もね。
シェリル奪還後に、歓声が上がったのも好き。
「銀河の妖精シェリルノーム」は、たとえ捕まっても不滅だということがわかったから。
後述するけど、まさしく「歌は死なない」だ。
「私、アルト君のことが好き!」
バジュラとの最終決戦前、ついに告白するランカ。
「言わないで!」からの放課後オーバーフロウが熱すぎる…。
この歌、歌詞が凄くいいんですよね。
「放課後別れたら明日はもう会えないかもしれない」
パイロットであるアルトはいつ戦死してもおかしくない、次の出撃が最後かもしれないって不安を表しているように感じます。
逮捕される前、シェリルも「もう出撃しないで」と泣きながら訴えかけていることからもわかります。
バジュラ決戦
マクロスクォーターが全部持ってったと思う。
フォーメーション・ビッグウェンズデー!野郎ども!波に乗るぞ!
戦艦でサーフィンなんて正気じゃねえ…でもアツい!
あたしが死んでも、歌は死なない!
V型感染症に侵され、これ以上歌えば命が…という状況でのシェリルのセリフ。
これぞシェリルノーム!これぞ銀河の妖精!という底力を感じましたね。
遠藤綾さんの熱演も相まって印象的。
SMS艦隊の増援もアツい。
マクロスクォーターがいっぱいフォールドしてくるのは画面の圧があるし、イサム登場というサプライズも盛り上げてくれる。
いくぜカワイコちゃん!
ランカとシェリルのメドレーも最高。
お互いの歌を歌ってんのもアツさに拍車をかけてる。
マクロスF最終章にふさわしい全部盛りだ。
「あいつ…傾いてやがる!」
自らが逃げ出した歌舞伎で決着をつけるのがアルトの成長物語としてもきれいな流れなで好き。
そしてこのセリフがミシェルの口から出ているのがいい。
アルトのことをよく知り、歌舞伎から逃げ出したことを知っているミシェルだからこそ驚きがある。
劇場版マクロスF、堪能させていただきました。
Δの新作劇場版も改めて楽しみになってきたぜ。
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