スパロボ最高!スパロボ大好き!と思っている私ですが、いったい何が最高なのか?
改めて考えてみました。
目次
古今東西のロボットが集まるお祭り感
なんといってもこれ。
新旧問わずロボットアニメが一つの舞台で共演する、こんなに胸を熱くさせることがあるだろうか?いや、ない(反語)。
古くは1972年放送の「マジンガーZ」、最新では2019年の「ガンダムNT」まで約47年間ものロボアニメの歴史が詰まっているわけです。
47年というと、赤ん坊がオギャーと生まれてから加齢臭の漂うおっさんになるまでの期間ですよ?ヤバくないですか?
そう考えると、スパロボは「時代を超えてロボアニメの歴史を伝える伝道師」と言えるかもしれませんね。
原作の「設定ごと」クロスオーバーさせたシナリオ
この世にクロスオーバーゲームは数あれど、その「設定」ごとクロスさせているものがどれだけあるだろうか?
スパロボの凄いところは、ただキャラクターを集めるだけでなく「原作の設定ごとミックスし再構成している」ことにある。
例えば、スパロボUXに登場するSEED系のMSはファフナーに登場するフェストゥムとの戦闘を想定して開発されており、VPS装甲で同化を防げるというシナリオ・システムの両面で良質なクロスをしている。
IFルート
スパロボの魅力として挙げる人も多いのがIFルートの存在。
これは、原作では死んでしまったキャラクターが生き残ったり、敵対関係にあるキャラやライバルが味方になるなど「原作とは異なる関係性」が生まれることに魅力がある。
生存ルートでは、ナデシコのガイが有名。原作では3話で死んでしまう彼だが、スパロボにおいては無条件で生存していることが多い。
特にスパロボWでは「劇場版のグラフィックを捏造された上にアキトとの合体攻撃が用意されている」という意味不明な厚遇を受けている。
敵対キャラの味方化も多い。
ガンダムUCのフル・フロンタルがネオジオングごと味方になったり、聖戦士ダンバインのバーンが「怨念を殺したから早く仲間になれ!」と半ば強引に自軍入りしたりする。
こうした「原作ではあり得なかった、でもあったかもしれないIF」を見せてくれるのがスパロボにおけるIFルートの魅力である。
この関係性の変化に他作品のキャラクターが関わっていたりすると…もうたまらん。
胸高鳴る戦闘アニメ
スパロボといえばこれ!な戦闘アニメ。
その知名度は圧倒的で、戦闘シーンが「らき☆すた」や「ポプテピピック」といったアニメでオマージュされているほど。
それだけ、「スパロボ」といえば戦闘アニメなのである。
なお、ポプテピピックは実際にスパロボに参戦してしまったから驚きだ。
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【スパクロ感想】ポプテピコラボで大張さん登場!「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」【ポプテピピック】
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そんなスパロボの戦闘アニメだが、なぜこんなにも人気なのか?
それは「職人芸により再現された原作顔負けのアニメーション」にある。
私の大好きな楽園追放で解説しよう。まずはこのカットインを見てほしい。
これは劇中の「こんのおぉぉぉ!」を再現したもので、これだけでもニヤリとしてしまう。
こうした特殊カットインは、動きの再現と合わせてアニメさながらの臨場感。たまらん。
マシンガンを敵に突き立てズガガガガ!と連射するのも劇中で印象的だったシーンの一つで、アニメを見ていた時の興奮が呼び起こされる。
そして、最後のトドメ演出。
これは劇中で度々出てくる「仁義」のポーズであり、戦闘アニメに落とし込んでいるのはさすがとしか言いようがない。
楽園追放の戦闘アニメについては別記事で熱く語っているので、良かったらチェックしてみてほしい。
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【スパロボ戦闘アニメ談議】楽園追放編
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シーンを彩るイベント
特殊立ち絵
近年ではシナリオパートでの演出も強化しており、イベントシーンでの特殊立ち絵もその一つだ。
例えば、下記の画像はバディコンOPのワンシーンを再現したものであり、シナリオへの没入感が増します。
上記のように原作でのワンシーンを再現したものもあれば、別作品同士で対になるものもあります。
それが下記のスザクとショウ。
一枚絵
イベントCGも凝っていて、原作での象徴的なシーンを再現することでシナリオを盛り上げます。
例えば、レイアース第一部の衝撃的なラスト。
世界を守るための柱であるがゆえにザガートを愛すことを許されなかったエメロードが、死を迎えることで報われるというシーン。
まるでアニメのワンシーンを見ているかのように錯覚するほどの没入感を得られます。
なによりも、昔好きだったあの作品の名シーンを、今の時代に再び味わえるという幸せは何物にも代えがたい体験です。
DVE
さらに、DVEという「イベント中にフルボイスで再現される会話パート」も存在します。
特に、劇場版ナデシコでは「原作ではなかったユリカとの合流を捏造イベントCGを用意し、オリジナルDVEで演出する」というファン感涙のイベントをやってのけました。
愛を注げばアイツも最強!
スパロボはキャラゲーであるがゆえに、自分の好きなキャラクターを極限まで育てたいという人も多いだろう。
そんな要望にも応えてくれるのがスパロボだ。
スパロボでは、ロボットの強化以外にもキャラクターの強化があり、これを活用すればお気に入りのキャラクターを主人公よりも強くすることが可能だ。
また、撃墜数が一番多いキャラクターはインターミッション画面でデカデカと表示される。
細かいところだが、お気に入りのキャラクターが表示されていると嬉しくなる。
もちろん私はC.Cを表示させている。
当たり前だよなぁ?
戦場を盛り上げる楽曲
熱心なファンから支持されているのが、スパロボによるアレンジBGM。
アニメの劇中曲を忠実に再現したものから、OP曲を戦闘シーンに合うようアレンジしたものまで様々。
特に人気が高いのはスパロボMXの「ヘミソフィア」。
アレンジを効かせつつも原曲同様の透明感は健在で、今なおファンからの熱い支持を得ている。
また、スパロボUXの「蒼穹」はangela氏のクセのある歌い方まで再現しており、歌付き楽曲アレンジの一つの到達点と化している。
サウンドエディション
近年のアニメ原作ゲームのトレンドであるサウンドエディションもスパロボVから採用されている。
特筆すべきは楽曲の選定で、劇場版しか参戦してないのにTV版OP「YOU GET BURNING」が採用されているナデシコや、INFINITY版の参戦にも関わらず「俺はグレートマジンガー」が採用されているマジンガーZ/INFINITYなど機体のみ参戦ならぬ楽曲のみ参戦があることは面白い。
イベントで原曲が流れることの効果は想像以上で、ルルーシュ復活に合わせてO2が流れた瞬間は思わず涙してしまった。
ありがとうサウンドエディション。
一生ついていくよ。
次回予告まで再現⁉中断メッセージ
スパロボ特有の機能が中断メッセージだ。
この中断メッセージは、ゲームのプレイ中にマップ上で一時セーブし、そのままゲームを終了すると見ることが出来る。
中断メッセージは原作での名場面のパロディから次回予告風まで多岐に渡る。
また、キャラクターがスパロボをプレイしていたり、攻略のヒントがもらえたりとメタ的な要素も強い。
さらに、他作品のキャラクターが中断メッセージ上で共演するなどクロスオーバー要素もあったりする。
特に、3zで三木眞一郎が声を務めるクルツ、が勢ぞろいするものは内容も含めて必見だ。
改めてスパロボの魅力を考えてみたが、やはりスパロボは最高だった。
これからも素晴らしい新作が出ることを祈って、スパロボライフを楽しみたいと思う。